未来へ続く声
佐々木工業(株)では、約4年の間、9本の工事を受注し、6名の工務が尽力致しました。
工務部所属 N・Tさん (入社6年目、工務歴32年)
完成図を目指して 思い描く
私がこの仕事にやりがいがあると感じるのは、完成図を想像する時です。
手つかずの山がどのように変わっていくのか、どのようなモノが出来上がるのかを想像してワクワクします。山にはそれぞれの特徴があります。それをよく見て、材料や重機をいかに安全に運び込むか、作業するか、方法や手段を考えます。そこにやりがいがあります。大変ですが、経験はのちに活かされることが多いですから、ひとつひとつの事が大切だと思って施工しています。
工務部所属 A・Rさん (入社27年目、工務歴27年目)
いつ、誰に見られてもいいようにすること
私が担当した工事は、災害防除工事です。
けもの道があるかないかの山の中に、測量器具を担いで登るとこから始まりました。
次に登る人のために、ロープを張る、材料を運ぶためのモノレールを設置する。落石防護網を張るために伐開をする。防護網が100mくらいなので、その周りの木を切りました。
ここは、国有林なので、なるべく木を切らないようにしています。
私は、仕事をする時、車でも上着でも、少し人目を惹くような色やマークを付けています。それは、すぐに声をかけてもらえるようにするため。そして、いつ誰に見られてもいいようにしていたいという気持ちからです。また、今後やっていきたいことのひとつに「人を育てたい」という気持ちがあります。この仕事の面白さを伝えられたらと思います。
工務部所属 T・Aさん (入社25年目、工務歴25年目)
モノづくりをとおして ヒトとの関係をつくる
私にとって耶馬渓道路は、とても長い工事でした。
1年と11カ月。ほぼ2年、耶馬渓に通いました。
桜は2回楽しめました。
工事は、3つの工事を担当。開通式の行われた「鹿熊ふるさとトンネル」を日田側に抜けた所になります。
3つの工事のどれもが補強土壁(コンクリートパネル)を盛土工事とともに道路を上げていく工事と道路の外郭にある構造物(側溝関係)を作っていく工事でした。
私がこの仕事をする上で大切にしているのは、「人といい関係を築くこと」です。モノが出来るまでには、立場の違う様々な関係者とのやり取りがあります。
「人といい関係を築くこと」で、絶対にいいモノができるし、完成後の達成感を一緒に味わえる。それがこの仕事の醍醐味です。
工務部所属 I・Sさん (入社18年目、工務歴3年目)
第一印象を大切にする
私が担当した工事は、鹿熊トンネル(金吉側)上部から中津日田道路に不安全な転石の落下を予防、また防止する為の「落石対策工事」です。
つまり安全対策工事です。
支柱強化型落石防護柵(ループフェンス)は、地中4.0mの深さまで打ち込んでいます。
小規模落石防護柵工(キャフロンネット)は、落石をネット全体で受け止める仕組みになっています。
その他、ワイヤーロープ掛工、静的破砕工を行いました。
私がこの仕事をする時に気を付けているのは、「第一印象」です。人は初対面の場合、会って数秒でその人を判断するそうです。「第一印象」で相手に信頼してもらえるよう、清潔感ある身だしなみや言葉づかいを心がけています。
工務部所属 K・Nさん (入社9年目、工務歴15年目)
やるときはやる メリハリのある現場に
Q.どんな工事でしたか。
私が担当した工事は、国道212号線と繋がる耶馬渓道路の舗装工事です。
施工延長は1㎞と長く、道路幅も通常の道路より広いのでフィニッシャーを2台並走させて一気に仕上げました。
開通式まで日にちがない中で、いかに効率よく行うかがポイントとなりました。
舗装現場では、作業効率が良かったのか、想定より早く終わることができました。
工務部所属 S・Sさん (入社7年目、工務歴24年目)
努力し続けること それが自分の力になる
Q.どんな工事でしたか。
私が担当した工事は、国道212号線と繋がる耶馬渓道路の法面工事です。施工延長は150m、法面掘削で出来た法面の2段目と1段目を施工しました。2段目の法枠工は表面の土塊の滑落を防止する工事です。1段目のモルタル吹付工は表面の侵食及び落石等を防止する工事です。他業者との隣接工事でヤードが狭い中、安全対策に注意を払い工期内に無事故で完工出来たことが、何よりも嬉しいです。
工期が迫って大変な時でも、楽しむことを忘れない。休憩の時はジュースでも飲みながら皆で冗談を言い、声を出して笑う。そういう楽しい現場になるよう心掛けています。
今回のような業者がたくさん出入りする現場では、業者間のコミュニケーションが必要不可欠。日々変化していく工程に柔軟に対応して、完成しました。